縄文の造形美の極みといわれる国宝の火焔式土器=十日町市博物館 国宝指定第1号の火焔式土器の発掘状況を再現=十日町市の笹山遺跡 翌7月27日は旅館の朝食から一足飛びに新潟県で昼食、午後から「火焔型土器しばり」で県内3カ所を回り、午後7時30分まで…
国宝土偶「縄文のビーナス」=茅野市尖石縄文考古館 国宝土偶「仮面の女神」=茅野市尖石縄文考古館 マイクロバスは山道を戻り国道を茅野へ。お目当ては国宝の土偶2体。茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館にある。愛称がついていて、大きく尻を張り出した…
縄文人が黒曜石を採掘した岩脈の発掘現場 発掘現場へ向かう道端には縄文人が捨てたとみられる黒曜石のかけらが散らばる 7月26、27の両日、黒曜石と土偶、火焔式土器のふるさとを訪ねた。ついのすみかと定めた西東京市に縄文時代中期の下野谷(したのや)遺跡…
専門家の案内で「作左衛門の森」の樹木を観察する参加者=西東京市下保谷3丁目 作左衛門の屋敷林と下保谷の緑地をめぐるツアーが7月30日にあり、樹種などを観察しながら緑地の保全を考えた。 「作左衛門の森を愛する会」が初めて取り組み、11人が参加した。…
広大なヒマワリ畑を見渡したり、写真に収めたりする人たち 東京都内最大級という10万本のヒマワリ畑を楽しんでもらう「清瀬ひまわりフェスティバル」(清瀬市、清瀬市農ある風景を守る会主催)が7月22日から30日まで、下清戸地区で開かれている。 コロナ禍…
築造当時の八角墳に復元された牽牛子塚古墳=明日香村観光サイトから 飛鳥時代の女帝・斉明天皇陵とみられ、世界文化遺産への登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の資産の一つである牽牛子塚(けんごしづか)古墳(国史跡、奈良県明日香村)を…
芭蕉ゆかりのまち歩きは、「奥の細道」へ出発した同じいおりからスタート 江戸時代の俳人・松尾芭蕉(1644~94)が37歳から住んだ深川(東京都江東区)のまち歩きが7月7日にあった。 新聞社主催のイベントで7人が参加した。深川時代の芭蕉の足跡に絞った…
大玉や良質のものが多く、受講生を喜ばせた赤タマネギの収穫作業 「きれいな色」「スポッと抜ける」。西東京市住吉町の畑で6月13日、赤タマネギの収穫作業があった。 谷戸公民館が地元農家の協力を得て、市民に都市農業を理解してもらおうと年間計画で開い…
地形の高低差や水害の危険度がわかる防災ジオラマを見る参加者 西東京市の防災ボランティア団体「西東京レスキューバード」が6月11日に行う予定だった「防災まち歩き」は、雨のためまち歩きを取りやめ、勉強会だけをコール田無で開いた。 会場に30人が参加…
すり鉢地形の底で新宿・荒木町の栄枯盛衰を見て来た「むちの池」 甲州街道1つ目の宿場町・内藤新宿のジオラマ=新宿歴史博物館 江戸四宿の一つで、甲州街道最初の宿場町「内藤新宿」を歩く催しに6月7日、参加した。 集合場所はJR総武線・中央線千駄ヶ谷駅…
好きな名優が3人そろって出演するのを知り、6月2日のチケットをネット予約していた。タイトルやストーリーは二の次。イッセー尾形、小日向文世、大泉洋という顔ぶれで、面白くない芝居であるはずがない。 この日は東京にも大雨警報が出ていた。地元市議会…
西東京市は物価高騰対策を盛り込んだ一般会計補正予算案を6月2日開会した第2回定例会に提出した。 池沢隆史市長は一般会計補正予算案の提案説明で、「国の給付金と市の一般財源によりゼロ歳から高齢者まで幅広い世代を対象として市独自の大規模な物価高騰…
西東京シネマ倶楽部の「市民名画座」は5月27日、「忘れてはいけない記憶」と「Fukushima50(フクシマフィフティー)」を保谷こもれびホールで上映した。 「忘れてはいけない記憶」は、太平洋戦争末期の1945年、米軍の空爆と目撃証言、犠牲になった人々の慰…
西東京の木50選の一つ、クヌギの大木が残る西原自然公園 わがまち発見と健康づくりをねらい、公園や社寺などを巡る西東京市の「『みどりの散策路』を歩こう」の今年度1回目が5月24日にあった。 全11コースのうち、「西原と多摩六都科学館」コースの2.6キロ…
色とりどりのバラの花が咲き競う都電荒川線・三ノ輪橋停留場付近 都電荒川線の荒川区内沿線のバラが見ごろを迎えた。 荒川区は区の中央部を東西に走る都電(路面電車)約4.8キロのうち、植栽できる約4キロ区間に約140種、約1万3千株を植え、区のシンボル…
桃月庵白酒・三遊亭兼好の二人会が5月13日、三鷹市であり、昼の部を聴いた。 白酒と兼好は出身地や師匠が違い、白酒は兼好よりも真打ち昇進が3年早く、学年も一つ上だが、どこで気が合ったのか、この組み合わせの二人会は各地で開かれているようだ。チラシ…
週に1~2日、内部が見学できる下野谷遺跡公園の竪穴住居 復元された竪穴住居の外観。出入口は南向き、屋根は土ぶき 西東京市教育委員会は5月5日、国史跡の下野谷(したのや)遺跡(東伏見6丁目)に復元した2基の竪穴住居の内部の一般公開を始めた。当…
当主から柳窪集落の歴史や野崎家の屋敷構えなどを聞く 柳窪集落への入り口の一つ。大ケヤキの並木が「緑の島」を実感させる NPO法人「東久留米の水と景観を守る会」など主催の柳窪見学会が4月29日にあり、東久留米市の内外から約80人が参加した。 柳窪地区…
洋風の壁面にデザインを凝らした「看板建築」の店舗 東京スカイツリーの下、北十間川を泳ぐこいのぼり 4月25日、JR総武線亀戸駅(江東区)から東京メトロ半蔵門線ほかの押上駅(墨田区)まで約2.5キロを約3時間かけて歩いた。亀戸天神の藤見物(別掲)をメ…
亀戸天神社の境内で咲き誇る藤。背後に東京スカイツリーが入る人気スポットだ 春の花の開花が全国的に早く、東京都江東区の亀戸天神社の藤も見ごろが過ぎているのではないかと心中穏やかではなかったが、杞憂(きゆう)に終わった。 4月25日、新聞社主催の…
不健康の坂を転がり落ちる。そんな言葉が浮かんできたのは、肋骨(ろっこつ)骨折の診療を受けた翌朝だった。 今では習慣になっている起床直後の体重測定で、信じられない数字が出た。昨年夏、脳出血で10日間の入院生活を送り、退院後は80~81キロだったのに…
演劇を見たくなり、4月19日に最前列の席が取れた三鷹のホールに赴いた。劇作家・岸田國士が大正時代に書いた「葉桜」の朗読と、時代を現代に置き換えた2人劇「あたしら葉桜」が連続して演じられた。 舞台は8畳ひと間。登場人物は母と娘、とシンプルな舞台…
「リ組会」という集団がある。江戸の火消しみたいだが、1966年に東京の私立大学の同じ学部に入学し、語学のクラスで2年間一緒だった者たちの、まあ、飲み会仲間の名前だ。 新型コロナによる行動規制が緩み、3月31日に東京都江東区の焼き鳥店で3年2カ月ぶ…
屋敷林を形作る、表門付近のケヤキの大木。奥が主屋 講演会の会場となった土蔵の入り口 西東京市下保谷3丁目に残る屋敷林と緑地を後世に残そうと、民間有志でつくる「作左衛門の森を愛する会」(伴武彦会長)が3月26日、初の一般向けイベントとして講演会…
超人的な演技と高い芸術性で観客を楽しませた公演のフィナーレ 世界的サーカス集団シルク・ドゥ・ソレイユの東京公演会場 日本か米国か。野球の世界一が決まる3月22日は、世界的なサーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」東京公演(2月8日~6月4日)を…
あれっ、少し太ったような…。高座に上がった柳家権太楼さんは病み上がりだった。 3月12日、三鷹での独演会。昨年の今頃は同じ高座で新型コロナに感染したことをネタにしていたが、今年は肺炎(公式ツイッターによると間質性肺炎で昨年11月に緊急入院)の治…
西東京いこいの森公園への通路で満開間近の河津桜=2月28日正午すぎ 春本番の陽気となった2月28日、西東京いこいの森公園で早咲きの河津桜が3~5分咲きとなり、通行する市民の足を止めている。 谷戸新道から公園出入り口までの通路約100メートルの谷…
設置から20年以上たち、夜間も映えるように改良される「平和のリング」 池沢隆史市長は2月24日に開会した第1回定例会で述べた施政方針で「恒久平和への願いについて」をトップ項目に据えた。昨年の施政方針でトップだった「新型コロナウイルス」は2番目と…
任期満了に伴う市議選後、初の第1回定例会が2月24日、開会し、会期を3月28日までの33日間と決めた。 池沢隆史市長は施政方針で新年度予算の概要などを述べた後、本年度の補正予算案3件、新年度の一般会計など予算案6件、条例の一部改正案10件の議案計19…
2月23日、三鷹で春風亭昇太独演会を楽しんだ。 前半は新作落語の「ストレスの海」と古典の「胴切り」。「ストレスの海」は、夫の健康を思いやり、ストレスを解消してやろうとあれこれ奮闘する妻が夫を海に連れ出し、ボムボートで沖へ出る。そこで夫の運命が…