「水と太陽の里」実感 西東京のシニア団体が北杜市ツアー

イメージ 1
 西東京市で地域情報紙を発行する「きらっとシニア倶楽部」が930日から2日間、同市の友好都市である山梨県北杜市へバスツアーを行った。(写真は太陽光発電所の見学)
 一昨年の姉妹都市福島県下郷町に次ぐ第2弾。特集号の発行を前提に、北杜市の前身の須玉町時代から詳しい元西東京市職員に取材したり、訪問先で説明してもらえるよう何度も連絡を取り合ったりして観光に偏らないようにした。バスの定員に余裕があったため、知人にも参加を呼びかけ、計14人が参加した。
 1日目は、モルト原酒の仕込み水に白州の名水を使っているサントリー白州蒸溜所を皮切りに、三角柱の石で湧水を3方向の村落に流した三分一(さんぶいち)湧水、湧水池の上に能舞台を設けている身曾岐(みそぎ)神社などを訪れた。
 宿泊は明治、大正、昭和の3代の校舎が並び残る旧津金(つがね)学校のうち、昭和校舎の外観を模した「おいしい学校」。夕食、朝食だけでなく、2日目の昼食もアルマイト製の食器で昔の給食気分を味わった。
 翌日は、都市部からも地元からも家族できてもらい、世代間の交流も進めようと、耕作放棄された荒れ地をワイン用のブドウ畑に変えたうえ、隣接地に交流施設を造り、そこで学びを楽しむ「家族楽園大学」を開設した実業家から熱い思いを聞いた。
中央道を車で走りながらではあっという間に視界から消え去る太陽光発電パネル群だが、敷地を案内してくれた北杜市環境課の女性職員によると、10ヘクタールの発電所用地のうち、パネルの設置面積は6ヘクタールに及ぶという。時折、雨が落ちてきて、「日照時間日本一」は実感できなかったが、各国・各社の技術競争や太陽光エネルギーの可能性を身近に感じる見学であった。(下の写真は三分一湧水、身曾岐神社能楽殿、旧津金校舎の教室、耕作放棄地から生まれ変わったブドウ畑)イメージ 2
イメージ 3イメージ 4イメージ 5