西東京の情報紙、友好都市・北杜市訪問特集を発行

 イメージ 1西東京市のシニア向け情報紙「きらっと☆シニア」(A4判、4ページ)が、友好都市・山梨県北杜市の見どころなどを特集して1028日、発行された=写真は1面。
 西東京市内の話題を発掘して紹介する通常の特集号と異なるので「号外」となっている。市民活動団体のきらっとシニア倶楽部が9月30日と101日の両日、貸切バスで北杜市を訪れた。
 1面は、会員たちの関心を最も集めたという「おいしい学校」(昭和校舎)をはじめ、大正、明治の3代校舎での見聞や印象を2人が執筆。解体復元された明治校舎のたたずまい、アルマイト製食器に盛られたランチの写真が往時をしのばせる。
 2面は水の恵み3題。下流3地域の水争いを解決するため、せきの中央に三角の石柱が設けられた三分一(さんぶいち)湧水、シングルモルトを造り出すサントリー白州蒸溜(じょうりゅう)所、湧水の池に能舞台を構える身曾岐(みそぎ)神社を取り上げた。
 3面には日照時間日本一を生かした太陽光発電所をめぐる話題と、耕作放棄地をブドウ畑に生まれ変わらせ、都会の人と地域の人との交流や家族の会話の場にまで広げようとする事業家の取り組みが紹介されている。
 最終面の4面は細密な動物画で知られる薮内正幸の原画を所蔵・展示する薮内正幸美術館と、日本画を代表する平山郁夫の絵画作品やシルクロードの古代からの工芸品などを収める平山郁夫シルクロード美術館を見ての発見を。両市の友好都市交流に行財政改革の波が押し寄せつつあること、福島県下郷町、千葉県勝浦市を含めた宿泊助成利用者の年度別推移がわかる記事とグラフも掲載されている。
 この特集号は5千部印刷され、公民館、福祉会館などの公共施設や一部医療機関接骨院などに順次配置される。