100円から150円への運賃改定は、はなバスの一律100円と路線バスの初乗り170円からの距離別運賃との負担の公平性を図ることを大きな理由として8月1日から実施された。はなバス運行会社の経費の赤字分を埋める年間1億円以上の補助金縮小もねらいだ。
ただ、新たに敬老回数券を発行し、75歳以上の市民は実質100円で乗れることにした。
市側は利用者数の減少について「近隣市の改定状況から15%程度の減少は見込まれていた」と述べ、想定内であることを明らかにした。
また藤岡氏が「高齢者の生きがいや社会参加のために敬老回数券の利用対象を70歳まで引き上げてはどうか」とただしたのに対し、市側は「路線バスに割引サービスはない」などとして回数券の対象者を見直す考えのないことを示した。