造幣局は博物館を併せ持ち、専門職員の説明を聞きながら東京五輪以後発行された記念貨幣のコーナー=写真=や勲章、五輪入賞メダルなどの金属工芸品、和同開珎や慶長大判、終戦後破砕された幻の陶貨などお金の歴史を伝える実物を見て回った。
500円硬貨は世界でも高額のコインとあって、材質のほかに縁の斜めギザ、角度によって数字が見え隠れする「潜像」といった偽造防止技術が施されている。さらに平成20年から製造している都道府県の記念貨幣は内側と外側の材料が異なり、内側の金属も3層になっているなど世界最高水準という技術について興味深く聞き入った。