埼玉・伊奈のバラまつり目当てにウオーキング

 
イメージ 1 西東京市ウオーキング協会の5月例会は17日、埼玉県内最大のバラ園を誇る伊奈町のバラまつりを主目的に行われ、25人が参加した。
 西武池袋線からJR武蔵野線埼玉新都市交通ニューシャトルと乗り継ぎ、丸山駅下車。駅にほど近い「伊奈氏屋敷跡」の裏門跡から折り曲がった道を進み、二の丸跡から蓮田・鴻巣線に出て南中前から丸山駅に戻った。駅の東を大きく一回りした格好だ。
 屋敷跡といっても屋敷はなく、堀跡や土塁の一部が残るだけで、家構えなどを想像するのは難しい。しかし、徳川家康への軍功などから関東地方(関八州)の幕府直轄地(天領)を治める拠点になったというから歴史上の意味は大きい。
 丸山駅に戻った後は鉄道の西側を県立がんセンター前、日本薬科大学前、水道庁舎前と進む。伊奈中央駅前からは鉄道の反対側を内宿方向へ。正午すぎ、バラまつり会場のある町制施行記念公園に着き、木陰で昼食。
 バラ園は小一時間の観賞。300種以上、4500株以上あるという園内は好天に恵まれた土曜日とあって家族連れやカップルなどでにぎわい、さまざまな色や甘い香りを楽しんでいた。この日のNHK「ニュース7」の最後の気象情報でちらりと映像が流れた。園の人の話では見ごろは今月下旬までといい、1カ月のまつり期間中の来場者は約6万人を見込む。
内宿駅で解散した。丸山駅からの行程は約10キロで、駅間は四つ。所要時間は約5時間。
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伊奈氏屋敷跡は過去のものだが、現代の伊奈町で特筆できる余話を。まず、東北新幹線上越新幹線が集まり、分かれる所。上越新幹線の横を並んで走る新都市交通の車両は、札幌市営地下鉄と同じく車輪がゴムタイヤで全国でも珍しいそうだ。またバラ園が県内最大なら町立小針北小は児童数が1300人を超え、これまた県内最大規模。あと「伊奈町制施行記念公園」に愛称がないのも珍しいかも…。