都市農地保全フォーラム 精彩欠いた西東京市

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 ○…東京都の38区市町が主催して7月14日に練馬文化センターで開かれた第8回都市農地保全自治体フォーラム。連動して隣接の区民・産業プラザでは都内JA(農協)による農産物・加工品の販売も行われ、JA職員が威勢よく呼び込みの声を上げていた。
 
 ○…枝豆、トマト、キュウリ、ジャガイモ、シシトウ、モモなど旬の野菜や果物のほか、クッキー、かりんとうなどの菓子も出品され、まずまずの売れ行き。机には多くの区市町が農産物直売所マップや農地を生かしたまちづくりなどのパンフレットを置いていた。
 
 ○…さて、わが西東京市は、と机の上を見ると何もない=写真。売り子役のJAみらいの職員に聞くと、「そちらは行政の担当になっています。ご事情があったのでしょう」。同じように何も置いていない市はいくつかあった。
 
 ○…一方、フォーラムで紹介された西東京市の取り組み事例はわかりにくいものだった。「住み続けたい農のあるまち」というくくりの下に「食と暮らしを支える多様な農業」など4つの題目を並べたが、これは農業振興計画の基本方針の丸写し。まったく具体性を欠き、「事例」とは言い難い印象だ。即売会への対応と併せて、主催者の一員としての本気度を疑われなかったかと気になる。