谷戸新道は、西武池袋線ひばりヶ丘駅からほぼ直線で南へ向かい、所沢街道とぶつかる田無3丁目交差点までの都道。陳情書によると、「バス停に屋根とベンチを求める会」は2005年から西武バスに要望してきたが、何の進展も見られないという。高齢者が座り込む姿が見られ、雨や日照りの日はなお厳しい。
市によると、道路は都道なので直接的には道路管理者の東京都とバス事業会社の西武バスの間で手続きを進めることになる。ただ、谷戸新道のように幅員16メートルの道路の場合、路上施設を設置するのには歩道幅員3.5メートルのほか、さらに2メートルの余裕が必要であることなど法的な基準をクリアしなければならないという。
市は、この種の要望があれば「すべてバス事業者に伝えている」と答弁。今回の陳情についても「要望の場所は特定できないが、陳情があったことは西武バスに伝えた」と述べた。