<西東京市議会>谷戸新道のバス停改善「市も後押しを」 委員会が陳情採択

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 建設環境委員会は9月8日開かれ、陳情6件を審議した。このうち谷戸新道の西武バス停留所=写真は南行きの谷戸=に屋根とベンチを設置するよう、市がバス会社に要望することを求める陳情を賛成多数で採択した。
 
 谷戸新道は、西武池袋線ひばりヶ丘駅からほぼ直線で南へ向かい、所沢街道とぶつかる田無3丁目交差点までの都道。陳情書によると、「バス停に屋根とベンチを求める会」は2005年から西武バスに要望してきたが、何の進展も見られないという。高齢者が座り込む姿が見られ、雨や日照りの日はなお厳しい。
 
 市の調査では、谷戸新道のバス停16カ所(駅を除き両方向)のうち屋根、ベンチ付きは住友重機械工業前(両側)と谷戸小学校(片側)の計3カ所。古い所は約20年前、新しい所でも13年前に西武バスが設置した。
 
 市によると、道路は都道なので直接的には道路管理者の東京都とバス事業会社の西武バスの間で手続きを進めることになる。ただ、谷戸新道のように幅員16メートルの道路の場合、路上施設を設置するのには歩道幅員3.5メートルのほか、さらに2メートルの余裕が必要であることなど法的な基準をクリアしなければならないという。
 
 市は、この種の要望があれば「すべてバス事業者に伝えている」と答弁。今回の陳情についても「要望の場所は特定できないが、陳情があったことは西武バスに伝えた」と述べた。
 
 採決では自民党委員と公明党委員を除く賛成多数で採択となった。