1日目の目的地は茅野市の尖石(とがりいし)縄文考古館。約5千年前、標高1千メートルを超える八ケ岳山麓の台地に繁栄した縄文文化を代表する尖石遺跡の出土品を展示している。縄文時代の最初の国宝土偶「縄文のビーナス」=写真、複製品=に加え、この8月には「仮面の女神」も国宝になった。
縄文時代の遺跡で最初に国指定の特別史跡になったのも尖石で、同様の特別史跡は他に大湯環状列石(秋田県)と三内丸山(青森県)しかない。「特別史跡は『史跡の国宝』というべきもの。縄文の国宝土偶は全国6つのうち2つがここにある」と職員は誇らしげに話した。
この日は蓼科グランドホテル滝の湯に宿泊。
拝殿(国の重要文化財)の屋根の修復工事を行っていることで、ふだんは見られないという鏡とご幣が公開されていた。ボランティアガイドへの恩返しに、リンゴなど土産を買う人が多かった。
このほか、行きの車中では日本の城に詳しい会員による学習会が行われた。一方、会員の半数近くが不参加だったことから宿泊懇親会のあり方を検討することが宿題となった。(下の写真は国宝土偶2体の大型模造品)