<西東京市議会>指定校・住吉小へは約3割 来春廃校 泉小児童の就学希望先

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 来春廃校となる泉小=写真=の児童の就学希望校は、保谷小が95人(63.3%)で最も多く、市教委が「指定校」とした住吉小は44人(29.3%)、ほかに谷戸二小11人(7.4%)だった。一般質問が始まった1117日、石田史行氏(無所属)の質問に江藤巧教育長が答えた。
 
 市教委が10月下旬から11月初めにかけて行った最終調査の結果で、これを基に各校の教員配置や教室の整備などが行われる。
 
 市教委は「交友関係の維持」を最大の理由に住吉小を指定校とし、遠足などの交流事業を実施したり住吉小の大規模改修を約束したりして誘導を図った。しかし、統廃合をめぐっては市教委と地域や保護者との話し合い、意向調査や情報公開のあり方などで市教委の対応に早くから保護者側の反発があり、最後まで尾を引く形での決着となった。
 
 統廃合問題はこの日、森田勲(新生クラブ)、大友禾弘子(かくこ)、桐山ひとみ(いずれも無所属)の各氏も取り上げた。
 
 市教委は(1)保谷小は平成11年度に大規模改修を実施しており、今後大がかりな改修は行わない(2)(定数に上乗せする)教員加配は特例として住吉小のみ行う(3)交流事業は住吉小以外とは行わない(4)スクールカウンセラーは住吉小以外にも配置することを検討する(5)新しい通学路の指定は学校長に要請しており、来年早々から動き出す登下校の班編成に間に合うようにしたい――などと述べた。