イチョウの鮮やかな黄色、名残を惜しむモミジの紅葉が初冬の日差しに映え、参加者の目を楽しませた=写真=。
靖国神社は大鳥居から入り、拝殿で参拝したり遊就館でゼロ戦などの展示物を見たりした。境内では、気象庁が東京の桜の開花の基準としている標本木の1本を見つけたほか、ふつうは訪れなさそうな神池庭園など拝殿裏手のルートを回って南門に出た。
靖国通りから田安門をくぐると、大イチョウが見事なほどこんもりと黄色い葉をまとっていた。モミジ林は紅葉の見ごろを過ぎていたが、遊歩道わきには真っ赤なハゼノキや葉の周りを赤く染めたニシキギなどが多く、クスノキなどの常緑樹と合わせて都心の森林に安らぎを得た1時間だった。