埼玉・大宮で盆栽の文化と美を学ぶ

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西東京市郷土文化会の2月例会は3日、さいたま市大宮盆栽美術館であり、23人が参加した。
 
 盆栽はさいたま市の伝統産業で、大宮盆栽美術館は20103月に開館した世界初の公立の盆栽美術館。日本を代表する名品約100点のほか盆器、観賞用の水石、盆栽が描かれた浮世絵などを所蔵する。この時期はクロマツなどのマツを主に展示している。
 
 JR宇都宮線土呂(とろ)駅から徒歩5分ほどで着くと、玄関ホールの「季節の一鉢」である梅の盆栽が満開の白い花をまとって迎えてくれた。
 
 ボランティアガイドの女性は「かがんで見上げると大木に見えます」と盆栽の見方のコツを伝授し、展示室から盆栽庭園へと案内してくれた。
 
 庭園には同館が初めて銘を公募して「獅子の舞」と名付けられ、数日後に「命銘式」が行われるという大型のクロマツが鎮座していた。
 
 盆栽への関心が海外で高まっているのを反映して、外国人の姿も見られた。
 
 美術館にほど近い休憩施設「盆栽四季の家」で弁当を食べ、いったん解散。ただ多くは盆栽園が集中する大宮盆栽村の一つ「清香(せいこう)園」を見学させてもらい、埼玉県歴史と民俗の博物館を見学、節分の豆まきでにぎわう氷川神社を経てJR大宮駅から帰途に就いた。(下の写真は玄関ホールの梅の盆栽)
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