シニア情報紙、特集は「道と暮らし」 中世の横山道は今…

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 西東京市のシニア向け地域情報紙「きらっと☆シニア」(A4判4ページ、きらっとシニア倶楽部発行)の最新号が41日、発行された。今回の特集は「道と暮らし」。中世からある古道、工事終盤の幹線道路沿い、遺跡と水辺の散策コースを会員たちが歩いた。
 
 第1面=写真=は、郷土史家で市文化財保護審議会委員の近辻喜一さんの案内で「横山道」(よこやまみち)をたどる。芝久保町3丁目付近から下保谷4丁目付近まで、市内を斜めにつなぐ中世の古道とされる。別の名前を付けられたり、東大農場に埋もれて消滅する一方で商店街を形成したりと、1本の道は数々の数奇な運命を抱え込んでいた。
 
 第2面は、「新道で変貌する北東部」。南北の調布保谷線と東西の新東京所沢線が新たに整備されるほか、保谷駅から北に延びる保谷北荒屋敷線は一部改良され、順次、この夏ごろまでに完成する。北町・下保谷地区ののどかな田園風景や生活環境にどんな変化をもたらすのか。
 
 同じページでは、3月中旬に開通した調布保谷線の約1キロ延長(保谷庁舎付近~保谷第一小付近)に先立ち、下保谷トンネルで行われた立体交差施設完成記念イベントの様子も詳しく報じている。
 
 第3面では、「歩く楽しみ」から道をとらえた。柳沢公民館から東伏見駅にかけての西武新宿線の南側区域は、広い東伏見公園や石神井川沿いの遊歩道、縄文遺跡が地下に眠る下野谷(したのや)遺跡公園など変化に富み、ふるさとを再発見しながら心身がリフレッシュできるさまをつづる。市と市民活動団体が協働で作った「みどりの散策マップ」の活用も呼びかけている。
 
 第4面は久々に特集と切り離し、エッセーふうの投稿欄として復活した。
 
 4500部を印刷。公民館や図書館、老人福祉センター・福祉会館などの公共施設、一部医療機関、薬局、接骨院などに配布される。