武蔵野の屋敷林 今昔を学ぶ 高田さん講演

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西東京市の市民団体「屋敷林の会」主催の講演会「武蔵野の屋敷林―4地域を中心として―」が628日、保谷駅前公民館で開かれた。
 
講師は「下保谷の自然と文化を記録する会」会長で郷土史家の高田賢(まさる)さん。約40人が参加した。イメージ 2
 
4地域は西東京市保谷のほか東久留米市柳窪小平市小川、所沢市三芳町にまたがる三富(上富、中富、下富)。これらが位置する武蔵野は扇状地で風の強い平原であったことを古今の文書を引用して紹介。防風対策などを考えた屋敷構え、母屋と作業場を囲む屋敷林のカシ、ケヤキ、竹などの配置について多くの写真を使って説明した。
 
集落や屋敷林のでき方は地域によって少しずつ異なるが、高田さんは、「屋敷林とは、人々が生活を守り営むために、母屋の周りを取り囲むように意図的に植えて管理した樹木の群れ」とまとめた。