見た、感じた 極地の生活 立川/南極・北極科学館

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 西東京市郷土文化会の7月例会は7日、23人が参加して東京・立川市国立極地研究所南極・北極科学館で行われた。
 
 この日のナビゲーターは第4南極観測隊越冬隊員だった村石幸彦さん。南極大陸昭和基地ジオラマ、記録映像などに説明を加えながら過酷な天候の半面、意外と快適そうな昭和基地の生活を紹介した。
 
 参加者たちは約40年前に初めて南極点に到達した雪上車に乗り込んだり、全天ドームスクリーンで北極のオーロラ映像を見たりと、体感できる仕掛けも多い。
 
  昭和基地付近の氷山から切り出した氷のかけらに耳を当てて数万年前の空気の泡がはじける音を聞き、降り落ちた月や火星の隕石(いんせき)に触って地球や太陽系の歴史に思いをはせる人も。
 
 午後からは隣接の国文学研究資料館展示室を訪れ、上代から近代までの写本や版本を並べた「書物で見る日本古典文学史」を見た。教科書でなじみの深い作品、中世の貴重本「浦島太郎」などのデジタル展示が関心を集めた。