出羽屋に着くまで、ガイド嬢は寒河江市と東根市のサクランボ戦争、米の「つや姫」自慢、ラーメンの消費量や1世帯当たりの支出が日本一だったり、1杯20万円(かつて10万円)の「熊の手ラーメン」があったりなど山形県の意外なラーメン事情、寒河江の焼き鳥は肉が豚―と相変わらず県内の話題を浴びせかけた。
2階の部屋はグループ別にテーブルが用意され、鉄鍋の中には山菜とキノコがたっぷりと鶏肉がほどよく入ったしょうゆ仕立てのつけ汁が加熱するだけになっていた。
そばが後から来て、熱々のつけ汁でいただく。つけてすぐだと、めんにつゆがからまないぶん、そばの甘みが生きる。つゆは冷たくてもよく、好みの食べ方ができそうだ。そばの量は決して少なくなく、具の多さと相まって昼食なら1人前(1100円)で十分そう。あっちゃんは、めんを半分近く残した。
町内で提供する山菜そばは、山菜も水も月山の恵みとの思いから「月山山菜そば」が通り名のようだ。西川町のホームページは「月山のある町 西川町」とうたっている。(下の写真は月山山菜そば)