<西東京市議会>「時間かけ慎重に検討を」 3館合築で決議

 第3回定例会は930日、平成26年度の市一般会計など七つの決算を認定、「市民会館、中央図書館・田無公民館合築複合化については、時間をかけ慎重に検討することを求める決議」を賛成多数で可決するなどして閉会した。
 
 いわゆる3館合築についての決議案は山崎英昭氏(統一会派みらい)が提出者、他に5氏が賛成者となっている。
 
 市が今年12月から来年1月をめどに合築複合化の基本プランを策定しようとしていることに対し、「さらに市民参加や議会での議論を重ね、策定時期に固執しない」よう求める内容だ。
 
会期最終日のこの日に上程されたため、議会運営委員会では議員の議案提出期限の慣例(一般会計補正予算案などを採決する中日の2日前)から外れることを問題視する意見が出た。このため本会議での扱いについて、いったん会派に持ち帰ることになった。
 
再開後の議運委では、決算を審議する第3回定例会には2度の提出期限があり、議員の議案提出も法的に問題がないと認め、期限の設定については次回以降の議運委で決めることを確認した。
 
この結果、午前10時開会予定の本会議は1時間20分ずれ込んだ。
 
本会議では決議案に対し、佐藤公男氏(市議会公明党)が反対討論、藤岡智明(共産党市議団)、森信一氏(民主改革フォーラム)、加藤涼子(生活者ネットワーク)、納田里織、森輝雄(いずれも無所属)の5氏が賛成討論を行い、賛成多数で可決した。浅野高司氏、酒井豪一郎氏(いずれも自民党市議団)と大林光昭氏(市議会公明党)は議場を出て、採決に加わらなかった。
 
 採決の後、桐山ひとみ氏(統一会派みらい)から緊急質問の動議が出され、休憩。この間、緊急質問の要旨を「選挙管理委員会の委員の違法性について」とした申出書が議長に出されたが、本会議再開後、「日程に追加し、直ちに発言を求める」との採決では賛成少数で否決され、具体的な開陳に至らなかった