大山 紅葉まだでも登山客にぎわう

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紅葉の季節にはまだ早い1024日の土曜日、シニア世代の友人ら3人と一緒に丹沢山系の大山に初めて登った。伊勢原駅北口~バス停大山ケーブルをつなぐ路線バスは臨時便を出し、大山ケーブルカーも運行時間を短くして運行しており、その人気ぶりを知った。
 
バスの終点・大山ケーブルから宿や土産店が並ぶ「こま参道」を上り、大山ケーブル駅に着いたのは、午前9時の始発の約20分前。すでに数十人の列ができている。ここまでに362段の階段があり、後ろの登山客から「早くも修行だね」の声が聞こえる。
 
101日から運行している新型車両を描いた記念絵はがきが、客の一人一人に改札口で手渡された。50年ぶりの新型車は、ふもと側の曲面ガラスが大きく、天井の一部はガラス張り。両横のガラス窓は上下間が長く開放感あふれる造りだ。阿夫利神社駅まで標高差約280メートルある約800メートルを6分で結ぶ。運賃も最大42%値上げした。
 
下社~見晴台が補修工事で通行止めのため、下社~本社(山頂)、ケーブルカー、バスとも往復することになった。ケーブルカーを降り、茶店で一息入れてから下社への階段を上る。下社の登拝門をくぐると、登山の始まり。それはいきなりの急な階段で、見上げるほど高い。友人の忠告に従い、手すりをたぐり寄せる要領で上るが、すでに段数を数える余裕を失っていた。帰りに、両親と一緒の小さな子が「102段あったよ」と話していた。
 
樹齢500~600年という夫婦杉、天狗の鼻突き岩、富士見台など時々、見どころや小さな休憩場所があったりするが、総じて岩に足の置き場を探りながらの険しい道が多い。ガスで眺望がきかず、27丁目でやっと富士山の頭を雲の上にうっすら見ることができた。山頂から富士山は見えなかった。
 
阿夫利神社下社から大山山頂(1252メートル)までの所要時間は90分が目安とされているが、初心者の私が足を引っ張り、110分かかった。帰りも60分のところ90分を要し、先を行った友人は茶店で一人、3杯目のビールジョッキを傾けていた。
 
帰路は上り以上に足元に気を使った。人の列はほとんど途切れず、上ってくる人との道の譲り合いで何度か渋滞した。登山客は若いカップルや小さい子どもを連れた家族、若い女性グループが目につき、中高年の姿は少ない印象が残った。友人は「大山はパワースポットなのと、ミシュランの旅行ガイドブックで星が付いたからではないか」と言った。茶店で飲んだ甘酒がうまかった。
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