ちょっと遅い初詣 多摩市・一ノ宮小野神社から聖蹟桜ヶ丘へ

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 西東京市ウオーキング協会の1月例会は16日、「ちょっと遅い初詣」と称して多摩市の小野神社を最初の目的地とし、聖蹟桜ヶ丘のまちなどを歩いた。
 
 多摩都市モノレール高幡不動駅27人が集合。程久保川に沿って下流へ向かい、多摩川との合流の少し先で堤防の土手を下りて住宅街に入ると「一ノ宮2丁目」の住居表示が目につく。
 
 一宮(いちのみや)とは着任した国司が最初にお参りする神社。ここに建つ小野神社は鎌倉時代から武蔵国の一宮とされる。現在は、さいたま市大宮区にある氷川神社が武蔵一宮とされているが、近世以降のことと考えられているという。
 
 高幡不動駅から神社まで約50分。正月も半分が過ぎ、さすがに会員以外に参拝する姿は見られなかった。
 
 朱塗りの拝殿で手を合わせ、1937(昭和12)年まであったという多摩川の一ノ宮の渡し跡のモニュメントを見て京王線聖蹟桜ヶ丘駅前に着いた。
 
 駅前交番の近くにある「聖蹟桜ヶ丘散策マップ」にしたがい、さくら通りを進み、大栗川を渡っていろは坂を上る。つづら折れの坂道をショートカットする3カ所の急な階段を上りきり、金比羅神社天守台(関戸城跡)に足を止める。いずれもアニメ「耳をすませば」(1995年)のモデルになった場所だそうだ。
 
 ロータリーから原峰公園、熊野神社参道横にある霞ノ関南木戸柵跡を経て鎌倉街道を渡り、ひじり坂を上って都立桜ケ丘公園で弁当を広げた。
 
 昼食後は公園内の旧多摩聖蹟記念館を見学。もとは明治天皇行幸を記念する昭和初期の珍しい近代建築で、多摩市が文化財に指定して管理運営している。太い円柱と円形建物が印象的だ。
 
 コナラの落ち葉が積もった「ちょうの道」を下り、大谷戸公園に出た。鎌倉幕府の北条軍と新田義貞の軍勢が戦った関戸古戦場跡は標柱だけが立っていて、そばに地蔵堂があった。聖蹟桜ヶ丘駅前で解散した。
 
 高幡不動駅から聖蹟桜ヶ丘駅まで歩いた距離は約10キロ、かかった時間は約4時間30分。(下の写真は都立桜ヶ丘公園、旧多摩聖蹟記念館)
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