千住の史跡・文化財を巡る ウオーキング協会

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 西東京市ウオーキング協会の2月のミニウオーキング11日、南千住(荒川区)から北千住(足立区)に向かい、史跡や文化財を訪ねた。
 
 千住宿は、日本橋を起点とする五街道のうち日光街道奥州街道の最初の宿場。松尾芭蕉奥の細道の旅に出立した地としても知られる。
 
JR常磐線南千住駅42人が集まり、1年ほど前に建った駅前の芭蕉像を見て回向院へ。吉田松陰ら幕末の志士や鼠小僧次郎吉の墓があったり、杉田玄白らがここで刑死した者の解剖を見て「解体新書」を翻訳したことの記念碑があったりと、この日のコースを予告するかのように見どころたっぷり。
 
 線路を越え、延命寺で首切地蔵=写真=、浄閑寺(投込寺)で吉原の遊女たちの骨を納めた「総霊塔」を見た。
 
 都電荒川線の始発となる三ノ輪橋停留場には丸みのあるバイオレット色の車両が止まっていた。元気そうな商店街を途中で外れ、円通寺に着いた。上野寛永寺から移築された黒門、明治新政府軍に敗れた彰義隊戦死者の墓(都指定史跡)がある。
 
 荒川ふるさと文化館で小休止を取り、荒川区内で最も広い区域に氏子がいるという素盞雄(すさのお)神社に立ち寄る。文政年間に文人らが境内に建てた芭蕉の矢立初めの句碑は区の文化財
 
 
千住大橋を渡ると足立区に入る。しっくいで描いた白ギツネの「こて絵」を飾る橋戸稲荷神社から旧日光街道を北上すると、宿場町通りには、青物問屋などが並んでいた「やっちゃ場」跡があり、絵馬屋・吉田家と紙問屋・横山家住宅がほぼ向かい合って建つ。
 
ほんちょう商店街を抜け、荒川の堤防道路に上ると視界が大きく広がり、青空がまぶしい。少し下流へ歩き、土手を下りて名倉医院へ。江戸時代から関東一円に知られた骨つぎの名医で、立派な長屋門は区の史跡。氷川神社、長円寺を経て北千住駅付近で解散した。
 
南千住駅北千住駅は約6キロ、約2時間40分。(下の写真は左から横山家住宅前、荒川土手)
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