介護支援ボランティアにポイント 年間6千円上限に

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 西東京市は新年度から、介護支援のボランティア活動をした60歳以上の市民に、換金できるポイントを与える制度を始める。ささえあいネットワーク懇話会=写真=などを通して制度の説明と登録手続きを行っている。
 
 ポイントが付く対象は、高齢者の自宅を定期的に訪問したり外から見守ったりする「ささえあい訪問協力員」(約300人)など四つの活動。
 
 ささえあい訪問協力員の場合、協力員が訪れる相手(利用者)1人につき月1ポイント(100円相当)がもらえる。1カ月5ポイントまで、年間60ポイントまでを限度とする。換金は翌年度となる。5ポイントから換金できるが、ポイントを翌年度に持ち越すことはできない。
 
 このほかの対象は、ちょっとした困りごとを地域で解決する住民主体の訪問サービス活動(介護予防・日常生活支援総合事業)、認知症に関するイベントや研修などを手伝う認知症サポーターボランティア活動、はつらつサロン(介護予防の教室)でプログラムを手伝うはつらつサロンボランティア活動―となっている。これらはいずれも1時間以内の活動で1ポイント、1時間を超えると2ポイントとなる。
 
 この制度を利用するには、市に登録し、毎月活動報告書を提出することが必要だ。2月25日に西東京いこいの森公園パークセンターで行われたささえあいネットワーク懇話会の終了後、さっそく登録を申し込む人がいた。