武田二十四将展とミレー展 山梨の2館巡る

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 西東京市郷土文化会の5月例会は18日、24人が参加し、貸し切りバスで山梨県立博物館笛吹市)と同美術館(甲府市)を訪ねた。
 
 博物館は開館10周年記念特別展「武田二十四将―信玄を支えた家臣たちの姿―」が開催中(23日まで)=左の写真は特別展入り口手前のロビー。郷土文化会の会員の一人が戦国時代の上野国群馬県)の有力氏族だった小幡氏の子孫で、信玄と勝頼が小幡氏に宛てた書状2点が出品されている。
 
 特別展を企画した学芸員が会場を案内。出展されている二十四将図はいずれも江戸時代に描かれ、実在した家臣である半面、年齢に最大50歳以上の差があるため一堂に集まることはあり得ないと話した。
 
 古文書やよろい、刀などの武具、肖像画、絵図などの資料をはじめ、武将や子孫のその後など丁寧な解説があった。全国に散らばった家臣の子孫たちは信玄の百回忌に金を寄付し、絆の強さを見せたという。
 
 「ミレーの美術館」として知られる県立美術館の常設展もスタッフの解説があった。同館所蔵の「種をまく人」は、ボストン美術館にある酷似した作品に比べると肩が下がり、歩幅も狭いことから、こちらの人物の方が年長で後に描かれたものという。
 
 建物の外では芸術の森公園から残雪をいただく富士山を遠望でき、規模は大きくないがバラ園も楽しめた=下の写真。
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