博物館は開館10周年記念特別展「武田二十四将―信玄を支えた家臣たちの姿―」が開催中(23日まで)=左の写真は特別展入り口手前のロビー。郷土文化会の会員の一人が戦国時代の上野国(群馬県)の有力氏族だった小幡氏の子孫で、信玄と勝頼が小幡氏に宛てた書状2点が出品されている。
古文書やよろい、刀などの武具、肖像画、絵図などの資料をはじめ、武将や子孫のその後など丁寧な解説があった。全国に散らばった家臣の子孫たちは信玄の百回忌に金を寄付し、絆の強さを見せたという。
「ミレーの美術館」として知られる県立美術館の常設展もスタッフの解説があった。同館所蔵の「種をまく人」は、ボストン美術館にある酷似した作品に比べると肩が下がり、歩幅も狭いことから、こちらの人物の方が年長で後に描かれたものという。
建物の外では芸術の森公園から残雪をいただく富士山を遠望でき、規模は大きくないがバラ園も楽しめた=下の写真。