埼玉・川口の旧宿場町やグリーンセンター周辺を歩く

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 西東京市ウオーキング協会の5月例会は21日、東京メトロ南北線南鳩ヶ谷駅前を起点に、日光御成道(おなりみち)を北上し、川口市立グリーンセンター、見沼代用水東縁のふれあい歩道などを経て埼玉高速鉄道線新井宿駅前に着く約12キロのコースで行われた=写真は、からくり時計のある御成坂公園。
 
 川口市が作った観光ルートマップのうち「鳩ヶ谷コース」の日光御成道ルートと「グリーンセンターコース」を合わせ、一部を変更した形だ。26人が参加した。
 
 南鳩ヶ谷駅1番出口前を午前945分ごろスタート。阿弥陀如来を彫った江戸時代前期の庚申塔(実正寺)、1300年代の南北朝時代に建てられた年号がはっきり残る板碑(源永寺)などを見て御成道に出た。
 
 正時になると大名行列をイメージした人形が現れるという「からくり時計」を目指して急いだが、11時には作動しないことがわかり、残念がる声が広がった。
 
 御成道からいったん左に入り、鳩ヶ谷総鎮守の氷川神社に参拝。湧き水をくみ上げている「神水」に手を入れる人も。法性寺は江戸城を築いた大田道灌が建てたとされ、本堂の屋根に三つ葉葵(あおい)の紋が金色に輝いていた。地蔵院裏庭にあったタブノキの巨木は樹齢約500年。大きなこぶが印象的で、幹回りは約6メートルという。
 
 地蔵院からは、マップにある新井宿駅東に向かうコースをとらず、その左側の広い道を北上して新井宿駅(西)の交差点を左折する。この辺りからマップはグリーンセンターコースに替える。
 
 用水路とぶつかった所で右折すると用水路に沿って桜並木が続く「緑のヘルシーロード」。午後零時15分ごろ、グリーンセンター正門に到着。入園料が団体割引の規模に足りないため、各自310円で入園券を買う。
 
 バラ園の周りで弁当を広げた。途中、つつじ山はほとんど葉のかたまりとなり、花菖蒲園は咲き始めの株がぽつぽつと見られる程度で、花の端境期に当たったようだ。
 
 園内で約1時間の休憩をとった後はマップのコースに従い、正門を出て用水路沿いのふれあい歩道を進む。境内が市の野鳥の森に指定されている妙蔵寺に立ち寄った後は単調なコース。神根浄水場交差点からひたすら東へ向かい、新井宿交差点を右折して南下した。午後250分ごろ、新井宿駅前で解散した。(下の写真は左から地蔵院のタブノキ、グリーンセンター園内)
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