ひばりヶ丘駅南口広場を改良 完成は2年半後

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西武池袋線ひばりヶ丘駅の南口駅前広場=写真=の改良工事が近く始まる。3カ所の横断歩道をなくし、歩行者と車が交差する場所を少なくすることで歩行者の安全性を高める。完成は20182月末の予定だ。

9月2日に開会した第3回定例市議会は、この工事の請負契約の締結に全会一致で同意した。

市の説明によると、大きく変わる一つは、駅西側の踏切からの歩道を南に長く延ばすこと。線路北側から来た車は現在のように踏切を渡ってすぐ左折できなくなり、西友専用駐車場の角に近い所まで進んでからロータリーに入る。これで横断歩道が1カ所減り、踏切を渡れずに滞る車が少なくなると見込む。

また広場の東側では、はなバスの停留所の南北にある横断歩道2カ所を撤去する。ここは歩行者もバスの通行も多い。はなバスの停留所は広場西側の延長歩道側に移すほか、東側には初めて福祉車両優先の停車場所が設けられる。

東側の歩道には、白い苞(ほう)が印象的なハンカチノキ2本を植え、周囲にベンチを置く。緑化対策では広場中央部のタクシープールと路線バスプールの境にムサシケヤキツツジなどを植える。

質疑の中で市は、送迎などの一般車両は福祉車両用の場所を使うか、現状のように空きスペースに停車してもらうことになると答弁。西側の歩道延長に伴う混乱を避けるため交通誘導員を配置し、わかりやすく順路を示す看板を設置する考えも明らかにした。喫煙スペースはすべての工事が完了した後、市と企業者で協議するとした。

工事は路線バスが運行しない時間帯の午前1時から6時まで行われる。契約金額は約2億1千万円。