シニア5人組 北陸2泊3日の食べ歩き旅 <3>富山

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ホテルの朝食タイムの開始は前日より30分早い午前7時。旅行中初めて朝から天気がよく、当初の予定より早く910分にホテルを出て富山駅へ。青空がまぶしく、噴水がキラキラと光る。

駅から城址大通りを行き、富山市役所までは10分足らず。市役所の展望塔が目的だ。展望塔行きエレベーターに乗り込む。地上70メートルから360度のパノラマ。立山連峰はかすんで見えた。

市役所からすぐの松川遊覧船の切符売り場に行ってみた。タイミングがよければ乗船を考えようということだったが、乗り場に着く寸前に船が出て、次は1時間後という。そんなに待てないので富山城址公園の南へりから回り込み、富山市郷土博物館(富山城)=写真=に入った。

富山城は明治時代に廃城、解体されたのち、戦災復興のシンボルとして天守閣が建設された。外観は彦根城犬山城などの現存天守を参考に設計されたという。堀や巨大な鏡石をはめ込んだ石垣も残るが、「富山市の都市計画」と題した特別展のせいか、館内の展示物は絵図や写真などの紙資料が大半で、本気で勉強するには時間が足りなかった。

城址大通りを富山駅の方向に戻りながら、昼食の店を探す。目当ては、旅の前から話題にし、「肉を食べた後はやめよう」と前日保留したブラックラーメン。そば屋もそうだったが、ブラックラーメン店も探すと見当たらない。駅前のCiCビルに「富山ブラック」ののれんを出した「ラーメンいろは」を見つけ、刻みネギと白髪ネギ、味付き卵、チャーシュー、メンマなどを乗せた「ねぎたまラーメン」(980円)を全員が注文。ほかに白エビの天ぷらとギョーザを取り、分け合った。

正午すぎに店を出た。帰りの新幹線の発車まで1時間余りあったので、土産を買い足したいという1人といったん別れ、4人は喫茶店探し。コーヒーなどの飲み物とケーキを注文する友が多く、出発前の「食べ歩き」の目的を貫徹する光景となった。