川の跡・谷端川緑道(豊島区)を歩く

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 西東京市ウオーキング協会の2月のミニウオーキングは6日、28人が参加し、東京都豊島区の河川跡地で下水道幹線の上に造られた谷端川(やばたがわ)緑道で行われた。

 西武池袋線椎名町駅北口に出て鉄道ガードをくぐり、西池袋第2公園を抜けて住宅街を少し北に向かうと谷端川南緑道の入り口があった。欄干を模した柵にはめ込まれた「なみきばし」の銘板が川に架かる橋をしのばせる=写真上

 谷端川は南から北へ流れる、都内では珍しい川だったという。昭和37年に川はなくなり、下水道幹線のふたの上に施設を整備し、平成2年に緑道が完成した。ウオーキングも南から北に向かう。

 緑道南端から川越街道(国道254号)までの約1.7キロが「南緑道」。その先の一部は板橋区が管理する児童遊園だが、ここを含めて東武東上線下板橋駅前の自転車置き場までが「北緑道」と呼ばれているようだ。

 緩やかな曲線を描くタイル張りの歩道にザック姿の列が揺れ、子どもの遊具やモニュメントが時折現れる。低い植え込みには咲き遅れたサザンカが、アーチには数少ないバラの花がしがみつくなど寂しい風景が続くだけに、オレンジ色の花をたくさんつけたアロエの群生や紫色のノボタンの花が現れると、人の流れがひとしきり止まった。

 風もなく穏やかな冬晴れの下を淡々と歩き、約1時間で下板橋駅前に着いた。広場で休憩を取り、商店街を見やりながら平和通りに入り、「池袋の森」に立ち寄った。終点の池袋駅西口には予定通り正午到着。椎名町駅からの距離は約6キロ。(下の写真左は緑道に設置された散歩マップ。20を超える橋の名前が記載されている。写真右は池袋の森の園内)
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