地下25メートル 巨大下水管の中に立つ 小平

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 西東京市郷土文化会の3月例会は7日、小平市ふれあい下水道館で行われ、参加した30人が地下5階とつながる巨大な下水道管の内部=写真=に立った。

 ふれあい下水道館は、1990年に小平市の下水道普及率が100%となったのを記念して建てられ、95年に開館した。展示室は地下にあり、一番下の5階からは地下25メートルに埋設された直径4.5メートルの管の中に入れる。全国でここだけの施設という。

 西武国分寺線鷹の台駅から徒歩約10分。中央公園の縁を歩き、玉川上水の久右衛門橋を渡って府中街道に出ると、間もなく到着。

 地下1階の講座室で、水の汚れを食べる微生物の動きを顕微鏡でとらえ、その様子を映し出す大型モニターを見たり、「水の循環」を勉強したりして5階へ。

 この日の水深は21センチしかなかったが、雨水も合流するためゲリラ豪雨の時は天井近くになることもあり、厳重な二つの扉を備えているという。公衆トイレの何倍も臭いと説明された臭いは、「想像したほど臭くなかった」という参加者の感想が多かった。

 他の階にも、果物を題材にしたマンホールのふたの写真展や災害用トイレの工事を追った写真パネルなど多彩な展示があり、参加者は楽しみながら下水道や水環境についての知識を深めた。(下の写真はマンホールふた写真展)
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