1階のTSUNAMI(津波)シアター=写真=で清水港など海岸線を襲う大津波のCG映像と、東日本大地震による津波が山田町を襲う記録映像を見た後、2階のホールで県地震防災アドバイザー、郷隆志さんによる学習会。
郷さんは静岡放送の元アナウンサーだが、西東京市になる前の田無市で大学卒業まで過ごしており、時折、田無の地勢などを引き合いに出しながら、家の耐震化など防災の基本的対策をはじめ、平時と大地震発生時の対応、避難場所を家族で決めておくことの大切さなどを話した。
体験コーナーでは2人がシートベルトを装着していすに座った状態で震度7の揺れを体感。「まず自分の命を守る」が共通した感想のようだった。
県議会本会議場を傍聴席から眺め、県危機管理センターへ。災害が起きた時、県民を早く助けるための作戦を立てる場所で、電気、ガス、電話会社のほか警察、自衛隊の担当者も集まる。地震だけでなく鳥インフルエンザなどにも対応するという。
広いフロアに電話機やパソコンをひもでくくりつけたテーブルが多数並ぶ。大型モニター画面の前には本部長の知事や幹部職員らが集まる対策会議用のテーブルといすがあり、座り心地を試させてくれた。