埼玉・行田市 さきたま史跡の博物館など3カ所を下見

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 西東京市郷土文化会の7月例会が埼玉県行田市で行われることになっており、大型連休中の5月4日、行程づくりや解説依頼のため見学先を訪ねた=写真は国宝の鉄剣が出土した稲荷山古墳。

 見学先は古代蓮の里と埼玉県立さきたま史跡の博物館行田市郷土博物館の3カ所。貸し切りバスを使う。移動時間を計る必要があり、車がないのでオートバイで出かけた。

 当日、一番先に行くのは古代蓮の里。ハスの花の見ごろが午前中のためだ。この日、高速道は関越道を選び、東松山インターチェンジIC)で下り、行田市内に入ってからは国道125号を東へ向かい古代蓮の里に着いた。

古代蓮の里へはもう一つ、東北道を使い加須ICを下りて国道125号を西に向かうルートがある。ICを下りてからの所要時間はパンフレットを見ると、加須からが10分ほど早い。午前10時半までには到着したいことを最優先に、バス会社と相談する必要がある。

古代蓮会館で園内図をもらい、効率的な順路を教えてもらう。混雑を想像してゆっくり歩く。1時間あれば、いいところは十分見られそうだ。

タワーの展望台から見る「田んぼアート」は、その頃だとまだ図柄がうっすらとしか見えないでしょうという話だった。入館(入館料は団体320円)しないことにする。観光協会に頼むとガイドが付くというが、そこまで必要はないだろう。受付職員の対応は親切だった。

トイレの場所と、念のためここで弁当を食べるようになったときの場所、食堂を確認する。当日の混雑具合によるが、屋根付きの大きな休憩場2棟、うどん店に隣接する休憩所、あずまやがあり、夏の日差しを避けて食事ができそう。

次のさきたま史跡の博物館駐車場までは約10分。バスに限定したスペースはなく、適当に駐車してよいとのこと。博物館へは県道を横断して約150メートル歩く。通路の左にレストハウスがあり、ここを食事場所とする。近くには瓦塚古墳があり、古墳を見ながら木陰や草はらで食事をしてもよいという。

館内で団体予約(入館は午後零時30分から1時ごろ)の申し込みをし、学芸員に解説を予約した。国宝の鉄剣を中心に館内で約20分間。外の古墳群の案内はしない。必要であれば、市の観光ボランティアガイドに依頼するとよいが、パンフレットや古墳近くの説明板を読めば十分ではないかという。

すんなりと手続きが終わり、古墳群へ向かう。「ぎょうだ火祭り」の開催日とあって小道脇には露店が並び、「古代の草原」にはステージが設けられて、大勢の人が繰り出していた。古墳に登る人の姿も絶えない。登れる古墳二つのうち稲荷山古墳に登り、他の古墳二つをそばで見て駐車場に戻るのに約40分かかった。

 忍城(おしじょう)本丸跡地に建つ郷土博物館まで20分ほどで着く。ここでも展示解説を引き受けてもらえた。解説は常設展示室のみ(企画展はない)で、櫓(やぐら)は構造上不向きなので行っていない。解説の時間は30分程度、櫓を見学しても1時間かければよいとのことだ。2時ごろ入館すれば、3時すぎには帰途に就くことができそう。(下の写真は左から古代蓮池、行田市郷土博物館)
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