南浦和駅から別所沼公園へ 半日ウオーキング

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 西東京市ウオーキング協会の9月のミニウオーキングは7日、埼玉県さいたま市JR武蔵野線南浦和駅から神社や沼を経て別所沼公園=写真=に至る約5.5キロのコースで行われた。

 22人が参加し、午前9時半ごろ南浦和駅西口を出発。大谷場(おおやば)氷川神社神明神社、睦神社に寄る。会長が鳥居の形についてミニ解説。安芸の宮島の大鳥居に似ている氷川神社、「靖国鳥居」と呼ばれている神明神社―。

 神明神社を出て北に向かう上り坂に「焼米坂(やきごめざか)」の標識があった。ここは昔の中山道で、焼米は旅人の携帯食だったという。焼米は米をもみのまま、いり、つき、もみ殻を取り除いたもので、そのままでも食べられる。そんな米を売る店があったそうだ。

 睦神社の次に休憩した白幡沼では野鳥を観察する人やカメラを構える人がいて、私たちも10メートルほど先の枯れ枝にとまっているカワセミを見ることができた。

 別所公民館から先は「花と緑の散歩道」を歩く。季節に合わせればサクラやアジサイの花を楽しめる。舗装にクッション性があり、歩きやすい。

 歩道橋を上り詰めると、「おおっ」「わー、きれい」と声が上がり、広い別所沼が目に入る。2カ所で噴水が上がり、沼に沿って背に高いメタセコイア(アケボノスギ)とラクウショウ(ヌマスギ)の並木が続く。会長が、葉の出方などによる見分け方を解説した。

弁天島に寄り、30分余りかけて沼を一周した。市街地にある大規模な公園は、釣りやジョギングを楽しむ人も多い。

白幡沼付近で小雨が降り始めたが、長くは続かなかった。蒸し暑さもひどくはなく、全員無事歩き終えて正午近く、JR埼京線中浦和駅付近で解散した。