来年3月で閉館し、官民連携事業による建て替えが計画されている西東京市民会館=写真=の対応方針(案)をめぐる3回目の利用者懇談会・説明会が3月26日、同会館で開かれた。市側からは新たな考え方は示されず、市民側の要望を聞くだけで終わった。
市側は2月の懇談会で、今回、活動団体が市民会館閉館後に使える代替の公共施設の詳細な情報を提供するとしていた。しかし、「関係課と詰めの作業が間に合わなかった」(文化振興課)と釈明。
今後、代替施設の具体的な情報については4月に予定する懇談会で示せるように努め、それ以前にまとまれば市のホームページなどで開示する考えを明らかにした。
市民からは、現在の公会堂が建て替え後の施設ではなくなることに関連して、「音を出せる発表の場を確保してほしい」「命名権などで地元企業の協力を求めては」などの声が出ていた。