樹齢450年以上とされる埼玉県加須市の玉敷公園の大フジが、日曜日の4月
22日、見ごろを迎えていた=写真。
フジの巨木は一つの囲いの中に約700平方メートルに及んで枝を張り、1メートル前後の薄紫の花房を下げていた。ほかに、同じような規模の藤棚でも棚の下に入れるものが2カ所あり、甘い香りを吸い込む人の姿が目立った。
1935(昭和10)年から続く「騎西藤まつり」は今年も29日から5月6日まで開かれるが、サクラ同様にフジの開花も1週間ほど早まったようだ。見物客が少ないおかげでゆっくりと園内を楽しむことができた。
公園までの途中、歩道の上にアーチ状の藤棚をとびとびに設けた「あじさいロード」があり、咲き始めのフジを見上げて体を休めた。
ウオーキングでは公園そばの玉敷神社境内で竹筒に耳を当てて水琴窟の音を聞いたり、午後からは騎西城と土塁跡を外から見たりした。
高温の予報が出ていて、日陰のない道も多いことから予定の行程を約8キロに短縮し、午後2時半ごろ加須駅で解散した。(下の写真は、左から「あじさいロード」の藤棚、騎西城)