西東京市ウォーキング協会の5月のミニウォーキングは3日、東京都八王子市の片倉城跡公園で行われた。夜来の強い風雨は朝までに去ったが、出かけるモチベーションに大きな影響を与えたようで、10人の参加となった=写真は満開のベニバナトチノキ。
彫刻広場からは菖蒲(しょうぶ)田、奥の沢、二の丸広場へと登り、私有地の畑の先にある片倉つどいの森公園で休憩。折り返して片倉沢を下り、彫刻広場に戻るルートを歩いた。
派手な花を全身にまとったセイヨウシャクナゲや、ピンクの花房をここかしこに付けたベニバナトチノキに感嘆の声を上げたり、遊歩道の脇の植物に目を凝らしてフタリシズカやジュウニヒトエの花を探し出したりと、参加者たちは植物観察を存分に楽しんだ。
ナンジャモンジャノキは花の時期が過ぎ去り、奥の沢を黄色く染めているはずのヤマブキソウはすでにさやを付けていて花を見つけるのが難しい。一方で池のコウホネやスイレン、山のマユミやヤマボウシは季節を先取りして開花の時を迎えていた。