山野に池に 花は春前倒し 八王子・片倉城跡公園

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 西東京市ウォーキング協会の5月のミニウォーキングは3日、東京都八王子市の片倉城跡公園で行われた。夜来の強い風雨は朝までに去ったが、出かけるモチベーションに大きな影響を与えたようで、10人の参加となった=写真は満開のベニバナトチノキ

 片倉城は中世の城郭とされるが、歴史的なことはほとんどわかっていない。城跡は都指定の史跡で、市が歴史と自然に親しめる公園として整備した。この日のコースはJR横浜線片倉駅を発着点に約4キロ。

 午前10時すぎ、片倉駅を出発。ゆっくり歩いて10分ほどで国道16号側の公園入り口に着く。19体あるという彫刻群が印象的だ。

 彫刻広場からは菖蒲(しょうぶ)田、奥の沢、二の丸広場へと登り、私有地の畑の先にある片倉つどいの森公園で休憩。折り返して片倉沢を下り、彫刻広場に戻るルートを歩いた。

 派手な花を全身にまとったセイヨウシャクナゲや、ピンクの花房をここかしこに付けたベニバナトチノキに感嘆の声を上げたり、遊歩道の脇の植物に目を凝らしてフタリシズカジュウニヒトエの花を探し出したりと、参加者たちは植物観察を存分に楽しんだ。

 ナンジャモンジャノキは花の時期が過ぎ去り、奥の沢を黄色く染めているはずのヤマブキソウはすでにさやを付けていて花を見つけるのが難しい。一方で池のコウホネスイレン、山のマユミやヤマボウシは季節を先取りして開花の時を迎えていた。

 午後零時半ごろ、片倉駅で解散した。(下の写真は左から彫刻広場、ベニバナトチノキの花房)
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