千葉・ハスまつりの公園や社寺を歩く

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 西東京市ウオーキング協会の6月例会は日曜日の17日、「大賀ハスまつり」が始まった千葉市内であった。

 曇り空ながらしのぎやすい気温が予想される中、17人が参加。午前10時半ごろ、JR総武線千葉駅の千葉公園口を出発した。

 駅から15分ほどの千葉公園では前日から「大賀ハスまつり」(24日まで)が始まり、ハス池周辺は見物客で大にぎわい。約600株あるという市の花オオガハスは、緑の葉の間からピンクの大輪をのぞかせていたが、つぼみの方が多く、見ごろはもう少し先のようだ。

 出口の頭上の樹間には、色付きのビニール傘を連ねてたものが幾重にも張られていた。どういう意図の演出なのか。長く考えを巡らしてもいられず、歩け歩け。橋上駅のJR東千葉駅を渡り、地下通路を抜け、千葉神社へ。

 公園から神社へは約15分。朱塗りの2階建て社殿が印象的だ。12階は別々の拝殿だが、どちらで拝んでもご利益は同じという。

 神社からは国道126号に沿って直進、都川に架かる大和橋を渡ると左側に亥鼻(いのはな)公園がある。両脇のカエデの若葉が美しい階段を上り詰めると、平地が開け、奥に45階の城がそびえる。

 城は鉄骨鉄筋コンクリート造りの市立郷土博物館で入館無料。1時間余りの休憩時間があり、広場のベンチで弁当を広げる前後に5階の展望室から官庁や千葉大の建物、東電千葉火力発電所の煙突などの眺望を楽しんだり、千葉市の礎を築いた千葉氏にまつわる展示物を見学したりした。

 午後1時、出発。道路を隔てて左に千葉大医学部の構内が続く。道路右手に二つの「七天王塚」を眺めて県立青葉の森公園へ向かう。塚は千葉氏の守り神とされ、残る五つは大学構内にあるそうだ。

 青葉の森公園は県立中央博物館の前から生態園に入り、野鳥観察舎から芸術文化ホール、西洋庭園、彫刻広場、公園センターを経て西口から出た。野鳥観察舎では数人が単眼鏡をのぞいて舟田池に鳥の姿を探したが、管理人に「みんな北へ渡ってしまいました」と言われ、残念がっていた。

 公園を出て10分ほどで市内最古の千葉寺に着く。立派な仁王門をくぐると骨董市が地味に開かれていた。ここの見どころは県の天然記念物に指定されている大イチョウ奈良時代の709(和銅2)年に行基がもたらしたと伝えられ、強風で倒れた鎌倉・鶴岡八幡宮イチョウよりも大きいという。太く長く垂れ下がる乳柱(気根)に目を奪われる。

 千葉寺からは末広街道に出てひたすら歩き、JR本千葉駅で午後240分ごろ解散した。千葉駅から歩いた距離は約9キロ。(下の写真は天守を模した郷土博物館、千葉寺の大イチョウ
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