東京・北区 赤羽自然観察公園~十条銀座商店街を歩く

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 西東京市ウオーキング協会の9月のミニウオーキングは8日、東京都北区のJR赤羽駅から赤羽自然観察公園や十条銀座商店街=写真=を歩く約5キロのコースで行われた。

 最高気温が30度を超える真夏日の予報だったが、28人が参加した。

 赤羽駅西口から自然観察公園東門までは弁天通りを西へ約15分。小さな水田で稲が実りの時期を迎え、その向こうに区の文化財、かやぶき屋根の旧松澤家住宅が構える。

 土間の隅のかまどに載った大釜は20升(36リットル)炊きで、みそ作りのための大豆を大量にゆでたりするのに使ったという。主屋の裏には倉屋(くらや)と呼ばれる納屋兼作業場が建ち、小舟が置かれていた。松澤家は旧荒川の洪水に見舞われる浮間地域にあり、ここに移築復元されて体験学習施設「ふるさと農家体験館」として使われている。

 体験館の北側と南側は緩やかな丘状の樹林地が西へ延び、遊歩道が設けられている。途中、会長がいろいろなドングリを見せながら樹種の見分け方を説明し、「木の実がなるこの時期は上を向いて歩こう」。

 秋の七草に目を配ったり、池に赤トンボやシオカラトンボを見つけたりして、「いい所に来たね」と里山気分に浸った。公園は自衛隊駐屯地の跡地だそうだが、それらしさは見当たらなかった。

 公園東門を出て住宅地の坂道を上ると、軽トラックに食品などを満載した移動販売車が店開きをするところだった。買い物弱者が多いのだろうかと思っているうちに「三岩通り商店会」の通りに出た。

 アオギリやつるりとした樹皮のユーカリが印象的な稲付公園は、講談社を起こした野間清治の別邸跡地で、その名が付いた野間坂を下る。西が丘小学校を過ぎて着いた清水坂公園は水遊びの子どもらでにぎわっていた。私たちも流れが終わる水辺のベンチに腰を掛け、一休みした。

 環七通りを渡り、十条富士見銀座商店街を抜けると十条銀座商店街だ。品川区の戸越銀座、江東区の砂町銀座とともに「東京三大銀座」の一つ。

 富士見銀座側からだと、JP埼京線十条駅前まで全長約520メートルに200余りの店が並び、ほぼ全域がアーケードで覆われている。生鮮食品と総菜の店が多いという。正午ごろの人通りは思ったほど多くはなかったが、ベテラン主婦たちは「やっぱり安いわね」と話していた。

 終点の少し手前で左に入り、踏切を渡る。見上げると横断ゲートには「十条中央商店街」と大書してあるが、道路脇の旗は「演芸場通り商店街」となっている。いま、最後に訪れようとしている篠原演芸場をシンボルとする名称に変えたそうだ。

 演芸場は1951(昭和26)年に開館し、東京で現存する大衆演芸場では最も古い。道路に面した所や窓口しか見なかったが、色鮮やかなのぼりや独特の図案文字、座長の役者絵などに大衆演劇を守る劇場の雰囲気が十分感じられた。入場料金は「木戸銭」と書いてあった。

 演芸場前で解散し、十条銀座商店街の飲食店に分散して入った。(下の写真は、北区文化財のふるさと農家体験館、大衆演劇篠原演芸場
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