おっさん5人組 五能線の旅(7完の4・千秋公園)

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千秋公園 再会のドラマ


午前630分から始まる朝食バイキングを食べ終え、730分にロビー集合。最初のお目当ては「秋田市民市場」だ。

途中、銀行の前の歩道で制服姿の若い女性行員が男性と立ち話をしていて「んだ、んだ」と相づちを打つ声が聞こえた。いいなぁ、秋田。


 市場で土産を発送したいという友人がいて、青果通り、水産通りを中心にゆっくりと見て回った。観光客の姿はほとんどなく、地元の客がちらほら。ハタハタは1100円ほどで、山陰でとれたものだという。1キロ6800円の大きな天然マイタケ、細い緑の茎に紫色の小さな玉を付けた「ミズタマ」と、この地の食材も並んでいた。友人の一人は手土産にジュンサイを買った。


次の目的地は千秋公園=写真=。初代秋田藩主が築いた久保田城の跡で、もともと天守閣と石垣がないという。市民市場から公園入り口の大手門まで約15分。二の丸跡から本丸跡へと上る。友人の一人が、小学校の幼なじみが公園内の神社に嫁いでいるので会いたいと、本丸跡に近い神社前で電話した。


事前に面会を伝えておらず、電話がつながらなかったり、実は園内に神社が三つあって電話した場所から遠かったりで、彼女が駆け付けるまで大いに時間がかかった。ようやく再会を果たすと、彼女は神社に寄るようぐいぐいと案内する。

秋田駅に戻る時間にヤキモキして列車の時刻を知らせると、「十分間に合う。近道を教えるから」。自宅から神社の由緒を書いたパンフレットを持ってきてみんなに手渡し、観光ガイドをしながら「あとはまっすぐ」という交差点まで先導してくれた。(下の写真は久保田城跡の表門、秋田市民市場の場内)
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