「屋敷林と畑」コース 31人歩く

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 西東京市主催の「みどりの散策路めぐり」の今年度最終回が1128日、「屋敷林と畑のコース」であり、31人が参加した。

 市みどり公園課が西東京自然を見つめる会の協力を得て改定作製した「みどりの散策マップ」には、ルートが重複しないように14のコースが設定され、春と秋に各2回、市民の参加を募って歩いている。

 この日のコースは富士町を中心に中町4、5丁目の一部を通る東伏見駅発着の約3.6キロ。午前9時半、東伏見駅北口に集合し、近くの公園で準備体操して出発。

 新青梅街道に面した屋敷林は門扉からのぞかせてもらい、富士街道の高塚交差点角で馬頭観音文字塔を見た。中町には農産物直売所が3カ所あり、多くの人がホウレンソウやブロッコリーなどの野菜、カキ、ミカンを買い込んだ。

 都市再生機構UR)の団地「プロムナード東伏見」の一角にある「さくら公園」で休憩し、市の保健師から「年1回は健康診断を受けるように」など健診についてのミニ講話を聞く。健康施策に力を入れる市長の肝いりで、近年の散策路めぐりは毎回健康課の職員が同行し、時期にあった健康アドバイスをしている。

 公園のソメイヨシノは老木で衰弱が目立ち、公園を管理する市の課題になっているという。1本は根本付近がスカスカの状態だった。

 この時期、住宅の庭ではキンカンやレモンが黄色い実をつけ、生垣のドウダンツツジは赤色が濃さを増す。農家の道端にはクコの赤い実を見つけることもでき、参加者を喜ばせた。

 マップでは標準的な所要時間が55分となっているが、今回はほぼ2時間かけてのんびり歩き。雲一つない小春日和にも恵まれた。(下の写真は、人気を集めた農家の直売所、桜の老木が並ぶUR団地の遊歩道)
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