<農業講座日記> 白菜、種まき準備 枝豆は開花(8月19日)

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白菜の種まきに備え、穴開きマルチシートを張る

 講座8回目の8月19日は枝豆(大豆)の追肥と白菜の種まき準備を行った。

 

 4週間前に定植した枝豆は30センチ前後に育ち、葉をかき分けると枝の分かれ目近くに5ミリほどの薄紫色の花を2つ見つけた。

 

 実は同じグループの講座の先輩に教えてもらった。枝豆も大豆食品も好きだが、花は見たことがなかった。花はうっそうと茂った葉に隠れ、外からは見えないのだ。全体的には開花した株は少ないようだ。

 

 枝豆の追肥は、あらかじめ4種類の肥料を適量混ぜておき、うねをくわで崩した後に手でまき、茎に向けて土寄せする。

 

 白菜は各班、枝豆から一番遠い側(東端)が割り当てられた。区画を作るのに欠かせない長さ66センチの「しゃくり棒」で、白菜の種まきに最適な幅を測る。うねの表面を覆うビニールマルチの幅から割り出されたようだ。

 

 白菜の区画では元肥として枝豆と同じ4種混合の肥料のほかに、ツバキ油の搾りかすから作ったという肥料もまいた。病害虫対策の効果も期待できるという。

 

 肥料をまいた部分を先生の保谷隆司さんが耕運機で耕し、その後を受講生が平らにならしてビニールマルチを張った。

 

 シ-トは幅90センチ。まず、うねの南北約8メートルをピンと張り、すそ部分を土でしっかり固定する。長辺側も丸まらないように伸ばして土を盛っていく。

 

 最後にシートと土が密着するよう、うね全面をくわの刃の裏側で軽く押さえていくが、農業新人にはここでもつい力が入ったり、柄の角度が悪かったりする。

 

 ビニールマルチは円形の穴が2列に開いており、1つおきに種をまくという。

 

 この日は連日の猛暑日が一服。全員の前で手本を見せ、各班の個別指導にも奔走した保谷さんは「今日は楽で、作業も進みました」と笑顔で話した。

 

 保谷さんによると、ニンジンは発芽がよく、枝豆の生育も順調。枝豆は台風で実が地面につくことがなければ10月早々に収穫できるという。