「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品で知られる漫画家の水木しげるさんが50年以上住み、命日を「ゲゲゲ忌」としている調布市で11月24日、ゲゲゲ忌行事の一つ「カランコロンウオーキング」があった。
今年は東京都、東京観光財団と連携して対象を市民以外に広げ、約50人が参加した。ちゃんちゃんこを着るなどのコスプレ派も見られたが、幼児や小学生を連れた親、夫婦、高齢者と幅広い水木漫画ファンが集まった。
雨は出発直前に上がり、「一反もめん」を旗印に持つ調布市ウオークリング協会メンバーが先導し、集合場所の京王線調布駅広場口から市文化会館のゲゲゲギャラリーへ。
参加者に事前にコースを知らせないミステリーツアーで、午前中は昨年春に開園した鬼太郎ひろば、本殿の軒下に猫娘が住む下石原八幡神社、水木さんが眠る覚證寺墓地などを巡り、7カ所目の深大寺門前の鬼太郎茶屋でいったん解散。
門前のそば店などで昼食をとった後は中心部へ向かい、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターモニュメントが置かれた天神通り商店街、妖怪ポストのある自転車駐車場、鬼太郎グッズのコーナーを設けた調布パルコなどに立ち寄った。
ゴール地点は出発点と同じ場所。ウオーキングはスタンプラリーを兼ねており、ラリーのスポットは全13カ所、約10キロの行程となっている。
参加者たちはキャラクター像をなでて登場シーンを思い浮かべたり、一緒に写真を撮ったりして和やかに歩いた。
全てのスポットを回った人たちは、ゴール地点で最後の達成記念スタンプを押してもらった。限定記念品の来年のゲゲゲのカレンダーとキャラクターの特別住民票を手渡されると笑顔を見せていた。