楽しいぞ 旭山動物園 6月29日(木)2の1

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ペンギン館に入ると早速「空飛ぶペンギン」たちがお出迎え


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水中をダイナミックに泳ぐホッキョクグマ

 

 旭川市旭山動物園は、旭川で勤務していた40年ほど前に家族で行ったことがある。その後は「行動展示」で大ブレークしても再訪する気は起きなかった。しかし、今回のツーリング計画を練る中で、死ぬまでに一度は見ておく価値があると思うようになり、立ち寄り先に決めたのだった。

 

 インターネットで見学者の体験談を読み、混雑を避けられる時間帯や人気館の効率的な回り方を頭に入れたし、動物園へのルートの下見も済んでいる。

 

 開園は午前9時半。混雑を予想して1時間前にホテルを出発した。途中のコンビニで簡単な朝食をとり、9時すぎに駐車場に到着。西口の切符売り場にはすでに8人が並んでいた。

 

 入園券(大人820円)は15分前から売り出されたが、開園は定刻通り。門が開くのを待つ間、周りの人の券を見ると、券面に描かれた動物が違う。窓口の人に聞くとシカ、ヒョウ、オオカミなど5種類あるという。スタートから、芸が細かい。

 

 開門して、まずは「ぺんぎん館」へ。正門から入るよりも近い。ペンギンが頭上の水槽を次々とよぎる。速い。本当に空を飛んでいるようだ。誰もが立ち止まってカメラを向ける。このインパクトは、これから先も楽しめますよという園からのメッセージでもあった。

 

 室内展示ではキングペンギンが立ったまま足の上で卵を温めており、フンボルトペンギンが近づくと威嚇する場面も。ペンギンは4種類いて、特徴が図に描かれているので、すぐ見分けられる。毛づくろいも間近で見ると愛らしい。

 

 ホッキョクグマは陸上の動きはのっそりだが、水中の泳ぎはダイナミックだ。水を得たクマ。そばにいた女の子が「おっきいね」と声を上げた。映像ではわからない本物の迫力。

 

 「ほっきょくぐま館」から下の「あざらし館」へ。部屋の真ん中に水をたたえた巨大な円柱が立ち、ゴマフアザラシがくぐり抜ける様子を見られる、はずだったが、10分以上待っても、上からも下からもアザラシは来なかった。がっかり。

 

 それからは「もうじゅう館」「オオカミの森」など見落としのないように園内マップで確かめながら上へ向かう。

 

 坂を下ると、「かば館」。アクリル板すれすれに巨体を寄せて泳いできたカバの、大きな目と足の裏がはっきり見えた。あの足の爪で蹴られたのか、アクリル板には大小いく筋もの傷がある。

 

 「きりん舎」を最後に西門に戻った。午後1時を過ぎていた。