地方勤務最後の地・滝川 6月29日(木)2の2

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国道12号の道の駅たきかわ

 旭山動物園にいた正午ごろから降っていた小ぬか雨が深川を走るうちにやみ、ほっとする。2時を大きく過ぎており、滝川の市街地に入る前に昼食をとることにして道の駅たきかわに寄る。

 

 道の駅は滝川勤務時代の1999年夏に開業した。奥のレストランで、地元産の食材アイガモ肉を載せた「あいがもそば」(980円)を注文した。客は少なく、意外と早く早く出てきた。肉の枚数、つゆの味とも満足。

 

 ホテル三浦華園に3時半に着いた。滝川では一番格式の高いホテルとされる。特に格式を求めたのではなく、二者択一でここにしたようなものだ。朝食バイキングにはちょっと期待があった。

 

 現役時代に世話になった「食事処」に行くまで時間はたっぷりある。フロントでホテル周辺の地図をもらい、商店街のベルロード、飲食店が集まる三楽街、市役所から職場のあった明神町-と昔を懐かしんで1時間半、歩き回った。

 

 見た目は記憶どおりの風景があった。しかし商店街はシャッターを下ろしたままの店舗が増えたようで、閉鎖した名物飲食店もあった。

 

 ホテルに戻ってシャワーを浴び、一休みして本町の食事処へ向かった。ママから指定された8時に着くようホテルを出た。元気を回復したので、15分ほどの距離を歩いた。店でまち歩きの感想を話すと、彼女は「不景気。どんどん悪くなる」と険しい表情を見せた。

 

 彼女は「好きな時に好きな料理を作り、料理のわかる人たちに食べてもらう」という夢を語り、なぜか高価な天然由来の洗剤をくれた。金融機関の職場グループが入ってきて、そちらの接客が忙しくなったのを機に店を出た。11時を過ぎていた。

 

 この日の走行距離は71キロ。