谷戸公民館主催の「農業を知る講座」の2019年度版記録集がこのほど出来上がり、受講者らに配布された。
記録集はA5判54ページで40部を印刷。実習畑で初めての作業となった昨年7月初めのジャガイモ収穫から今年2月中旬の都市農業をテーマとした講義まで、参加者が毎回代わってまとめた作業日誌と講義の記録を中心に、実習風景の写真やおいしい野菜の食べ方アンケート結果などを収めた。
作業日誌は直筆のものをコピー。メモ欄にイラストを添える人がいたり、感想欄では炎天下でのつらさ、種の小さいことへの驚き、細かい手順に隠れている合理性への気づきをはじめ、終戦後の手伝いを思い出したことを書く人がいたりと個性がにじみ出ている。
今年度の講座は新型コロナウイルスの影響で参加者募集のお知らせは2カ月遅れ、8月1日発行の公民館だよりに募集要領を掲載するという。
市は公民館の部屋の利用者数を当面、これまでの半分以下に制限していることから、募集定員は初参加の人を優先して計32人(前年は45人)に減らす。講座の開催期間も短縮するという。