安全性と利便性 中央図書館・田無公民館改修 基本設計を説明

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来年度に改修される田無公民館(手前)と中央図書館

 西東京市の中央図書館と田無公民館の耐震補強を中心とする改修工事の基本設計がまとまり、7月31日と8月1日の両日、田無公民館で市民説明会があった。

 

 両館は1975年に併設され、鉄筋コンクリート造りで地下1階、地上3階建て。現在の敷地面積、建築面積を変更せずに改修工事を行う。これにより建物の寿命は30年延びるという。

 

 施設は2021年4月から1年間休館し、22年4月に再開館する予定だ。

 

 改修計画は、建物の柱や壁を鉄材で耐震補強したりエレベーターを更新したりして安全性を高めるほか、使いやすさへの改善を進める。トイレは各階洋式とし、1階にはオストメイト人工肛門(こうもん))対応を設置。図書館のカウンターは車いす利用者に対応できるように更新する。

 

 公民館はロビーを拡張して学習コーナーと授乳室を設け、視聴覚室の調整室・倉庫は活動室に変える。実習室の調理実習台を更新する。

 

 空調設備や照明設備も省エネルギー型機器に更新する。現在は一室全部が点灯か消灯かしかできない視聴覚室はLEDにして、多段階に制御できるようにするという。