ニンジン間引き 初収穫

順調に育ったニンジンの間引き作業。間引き菜は家庭で食材に

 9月13日の農業講座はホウレンソウとカブを作るための肥料まきからスタート。肥料はいずれも小さい粒状で2種類は共通、ホウレンソウの区画はアルカリ性を強める成分のものを追加した。

 

 ホウレンソウのうねを先生が耕運機で掘り起こしてくれる。横に5つ穴の開いたマルチシートを張る。種まきは来週。

 

 離れた所にあるキャベツは早生種の中心部が巻きかかっている。早生、晩生ともうねを崩して東側に追肥。粒状の肥料を手でまき、ジョレンで土を寄せる。

 

 ブロッコリーとカリフラワーのうねに移り、キャベツと同じ要領で追肥した。

 

 ニンジンは先生が初めから手を掛けてくれた。丈は30センチ前後で、葉は密集し、「今年は具合がいい」と先生。長いうねを4班分に分けて間引き作業をした。

 

 拳1つ分(約10センチ)を基準に太いものを1本だけ残す。東側がカロテン豊富な「オランジェ」、西側は表皮が赤い「京くれない」という品種。素人は葉での見分けがつかない。

 

 間引き菜は各班でいったんまとめたうえ人数に応じて等分した。講座を主催する公民館の担当者から「おいしかったらレシピを書いて」との注文。受講者たちは「初収穫」を喜びながら、ゆがいたり、いためたりの調理法を披露し合っていた。