季節の花と庭園を楽しむ講座(大人の休日倶楽部趣味の会主催)の野外講座が9月15日、千葉県柏市のあけぼの山農業公園であった。
西東京市の自宅から西武池袋線、JR山手線。JR常磐線と乗り継ぎ我孫子駅北口から阪東バスで同公園入り口(終点)下車、徒歩で少々と2時間の旅。
野外講座のお目当てはヒガンバナ。本館前花壇にはシロバナヒガンバナが満開だった。赤い花のヒガンバナと黄色い花のショウキズイセンの交雑種といわれる。
白とはいっても純白ではなく、うっすらとしたクリーム色。それにしても赤プラス黄がなぜ白なのか、造園のベテラン講師も首をかしげていた。
赤いヒガンバナの群生地は温室横の坂を下り、売店の向かいの丘の斜面にあった。が、残念なことにまだ咲き始め。植え始めて20年以上になるそうだが、スカスカに見える。通路沿いが比較的開花している。
ヒガンバナは毒に気をつけなければならないが、毒のおかげでミミズが住まず、ミミズを捕食するモグラがいないことで水田のあぜを水漏れから守っているという。
またヒガンバナは葉がないのに、なぜ季節がわかる花を咲かせるのか。同園の樹木医は「球根で地中の温度を感じ取るという説が有力」と話した。
週末に雨が降れば、赤いヒガンバナは一気に咲いて見ごろになるという。