実りの秋実感 農業講座 初収穫は枝豆

食べごろの枝豆が鈴なり。帽子の下で笑顔がこぼれた

 農業を知る講座は10月4日から畑の集合時間が30分遅い午前9時になった。作業の終わりごろに枝豆の一部を収穫した。実りの秋がやってきた。

 

 作業はダイコンと白菜の寒冷紗(かんれいしゃ)を外し、それぞれを間引く。一口に寒冷紗を外すといっても、うねに刺しこんで寒冷紗を固定していたくいを抜き、外側の支柱を抜き、寒冷紗はつづら折りに畳んでから丸め、内側の支柱を外すと手順は多い。

 

 間引きはマルチシートの穴に大きく丈夫そうなものを1本だけ残すのはダイコンも白菜も同じだが、白菜は隣の穴の全部を抜いてしまう。大根は3本が同じようにしっかり育っていることが多く、どれを引き抜くか悩ましい。根がプチプチと音をたてると胸が痛む。

 

 講習用区画から離れた所で育つニンジンには追肥をした。

 

 このあと2うねある枝豆の西側(ダイコン側)を収穫。この日は1人2株の割り当て。根は畑で切り落としたが、枝葉は家庭で廃棄する。残りの株はすべて来週収穫するという。

 

 最後の作業は、先週、春菊の種をまいて芽が全く出ていないか1本だけの所へのまき直し。手指2本を押し付けた穴に種を置き、薄く土をかけ、軽く押さえる。先生によると、各班で発芽不良が見られた。

 

 ダイコンと白菜の間引き菜と枝豆2株は各班で参加人数分を均等に分けて持ち帰った。ダイコンだけでも一抱えあり、全部集めると自転車のかごからはみ出すほどの量となった。

 

 わが家では枝豆は昼すぎにゆで、白菜の若葉はおひたし、ダイコンは根が1センチを超える大きいものを選び、輪切りにして葉とエノキダケのみそ汁となって、ともに夜の食卓に登場した。