3.11の復興地見学 不親切な参加受け付け

 2月8日に予定していた3.11津波被災地・宮城県東松島の復興見学バスツアーが1日に早まった。

 

 8日に東北新幹線を使って日帰りすることにして乗車券を買った翌々日、旅行会社の仙台支店から「8日は催行できないかもしれない」と電話がきた。悪い予感の一つが的中。

 

 がっかりして「えっ」と言ったまま声を失っていると、「1日なら入れそうですが」と言う。手帳で行動予定を見て、「1日でもいいです」と告げた。

 

 旅行会社は、この時点では実施を確約できない言い方だったが、とりあえずこちらの意思は伝えた。しかし、待てど暮らせど旅行会社からの電話連絡はなかった。

 

 そのせいでもないだろうが胃に痛みを感じていた1月20日、旅行会社から封書が届いた。期待半分で開封すると「2月1日参加」が前提の書類。なら、もっと早く電話の1本ぐらいしろよ、と心の中で叫んだ。

 

 チラシで「震災伝承と復興による魅力を訪ねる」とうたうように趣旨が一般的な観光旅行と違うし、大手の観光会社にしては不親切な客扱いと思えた。

 

 書類には「旅行のしおり」のほか「健康調査票」も送付したことが明記されていたが、健康調査票は同封されていなかった。あきれて問い合わせをする気にならない。

 

 旅行代金は当初大人1万円だったが、3回以上のワクチン接種を条件に全国旅行支援が適用され8千円に。即日、指定の銀行に振り込んだ。

 

 乗車券と新幹線特急券は翌日、みどりの窓口で日付を変更してもらった。旅行当日に何事もなければよいが…。