東京ゲートブリッジ 下から見た

水上バスの前方に「恐竜橋」。海に貨物船、上空に飛行機も。

デッキの客は橋の真下でカメラを向けた。

 隅田川東京港水上バスを運航する東京水辺ラインが7月27日に限定し、葛西臨海公園(東京都江戸川区)から東京ゲートブリッジを周遊する特別便を出すというので乗船した。

 

 両国から隅田川を上り下りするクルーズには何度か乗ったことがあるが、葛西臨海公園発着の便は初めて。ゲートブリッジは遠目にしか見たことがない。

 

 JR京葉線葛西臨海公園駅の西口に降りると道幅の広い中央園路が海へ向かい、せみ時雨の中を進む。突き当たりを左に進むと駅から約10分で水上バスの発着場に着く。東京都心はこの日も最高気温が35度を超える猛暑日が予想され、日陰のない通路はつらい。

 

 ゲートブリッジ周遊便は3回運航され、私は午後の映画会に間に合うように、10時15分発の第1便を選んだ。料金は大人1400円。乗客は約40人で、小さな子ども連れの父親の姿が目立った。

 

 コースは荒川河口を右に見、若洲橋をくぐって左に見えるゲートブリッジに向かう。荒川は以前、荒川放水路と呼ばれ、人力で掘削されたことなど、船から見える風景をガイドが説明する。

 

 ゲートブリッジが見えたころ、船室からデッキへ移った。海風のおかげで暑さは苦にならない。前方を貨物船が運航しているため、体感でわかるほど減速した。橋の向こうの青空を、羽田空港を飛び立った旅客機が横切っていった。空陸海の輸送基地・東京を実感する。

 

 ゲートブリッジは恐竜が向かい合ったいる見える形状で知られる。船は橋の中央部の真下でUターン。デッキでは「真下に来ると大きいね」とお父さんが子どもに語りかけていた。

 

 往復45分間の船旅は定刻通りに終わった。駅までの帰路は暑さが増していた。