西東京市と西東京自然を見つめる会主催の「みどりの散策路を歩こう」が10月23日、西武新宿線東伏見駅発着で行われた。
市内外から10人が参加。駅近くの東伏見北公園で準備運動をした後、「屋敷林と畑のコース」と名づけられた、富士町を中心とする約3.6キロを2時間かけて歩いた。
富士町3丁目の新青梅街道沿いにあったという農家の屋敷林は自動車販売店に変わり、参加者を残念がらせたが、4カ所の農産物直売所に立ち寄ったり、コットンボールと呼ばれる綿花をつけた木を住宅街で見つけたりして実りの秋を感じていた。
ある直売所は売り切れ直後でのぼり旗を外すなど店じまいをしていた。農家は「夏の暑さの影響で売りに出せる畑作物が少なくて…」と話した。
今回のコースは「市の木50選」に選ばれた木が1本もない。ただ農家の庭で樹齢100年を超えるというキンモクセイの巨木を見ることができ、参加者を驚かせた。西東京自然を見つめる会によると、私有地の木は「50選」に入っておらず、見直しの声があるという。