
桃月庵白酒の独演会が9月13日、三鷹市芸術文化センターであった。
会場入り口の看板にはチラシ4枚に満員御礼の札が貼られ、相変わらずの人気ぶり。前から2列目の席が取れ、大音響の語りを浴びた。
演目は、前座(これまた声量たっぷり)の後、『短命』と『だくだく』の2席、中入り後は『宿屋の仇討ち』を演じた。
飯をよそう妻に色っぽさを求めたり、家具調度を絵で描いた貧乏長屋に泥棒が押し入ったり、静かな宿で眠りたい侍の隣部屋で町人3人組が大騒ぎ、とばかばかしい噺(はなし)で軽い笑いを誘っていた。
出囃子(でばやし)を古今亭志ん朝、立川談志、三遊亭円生と大御所のものを演奏してもらい、「重厚であることの大変さ」をマクラで語ったこととの一貫性を演目でも表現した、とみるのは考えすぎか。
羽織、着物は一貫して黒色だった。こちらは理由がわからない。